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【小児科医が解説】「痛くない」鼻スプレーも登場!2026年インフルエンザワクチンの回数・時期・選び方

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【この記事の3行まとめ】

  • 2026年の沖縄は、9月上旬ですでに「注意報」レベルの流行が始まっています。早めの予約を!
  • ワクチンの最大の目的は、インフルエンザによる「肺炎や脳症などの重症化」を防ぐことです。
  • 注射が苦手なお子さんには、2歳以上なら鼻にシュッとする「鼻スプレー型(フルミスト)」も選べます。

こんにちは。南城市のゆくいこども診療所です。

「まだ9月なのに、もうインフルエンザ?」と思われた方も多いのではないでしょうか。

実は沖縄県では、2026年9月上旬の時点ですでにインフルエンザの患者数が急増し、「注意報」の基準(定点あたり10人)を超えてしまいました。例年よりもかなり早く、すでにインフルエンザを意識して動かなければならない状況です。

そこで今回は、「今年のワクチンはいつ打てばいいの?」「話題の鼻スプレーってどうなの?」といったパパ・ママの疑問を、小児科医の立場から分かりやすく整理します。

1. まず知っておきたい「ワクチンの役割」

「去年ワクチンを打ったのにかかっちゃった。意味あるの?」

診察室で、こうしたご質問を受けることがあります。

まず大前提として、ワクチンは「打てば絶対に感染しなくなる魔法のバリア」ではありません。

最大の目的は、発症をある程度抑えることと、かかってしまった時に「肺炎やインフルエンザ脳症といった、命に関わる重症化を防ぐこと」です。「絶対にかからないため」ではなく、「かかった時に重くならないための見えない鎧(よろい)」として考えてあげてくださいね。

※ちなみに、今年はワクチンの成分が「4価」から「3価」に変更されていますが、世界的なウイルスの変化に合わせただけであり、効果が弱くなったわけではないので安心してください。

2. どっちを選ぶ?「注射」vs「鼻スプレー」

今年から、お子さんが受けられるワクチンに新しい選択肢が増えました!ご家庭に合ったものを選びましょう。

💉 注射タイプ👃 鼻スプレー「フルミスト」
対象年齢生後6か月〜2歳〜19歳未満
打つ回数13歳未満は2回原則1回で完了!
痛みチクッとする痛くない(両鼻にシュッとするだけ)
こんな子に幅広い年齢の基本の予防に注射の痛みが本当に苦手な子に

フルミストは、「注射じゃない」というだけで予防接種のハードルがグッと下がる画期的なワクチンです。ただし、鼻に直接スプレーするため、ツンとする刺激や鼻水などの不快感が全くないわけではありません。

3. 「いつ・何回」打てばいい?スケジュールの立て方

ここがパパ・ママが一番気になるところですよね。

  • 回数(注射の場合):13歳未満のお子さんは、しっかり免疫をつけるために「2回接種」が基本です。(13歳以上は1回)
  • 間隔:1回目と2回目の間隔は、2~4週間(できれば4週間程度)あけるのが目安です。

【⚠️今年の沖縄は「早めの準備」を!】

ワクチンは打ってから十分な免疫ができるまで約2週間かかります。「冬の病気だから12月頃でいいかな」と思っていると、今年は間に合わなくなる可能性が高いです。

💡 スケジュール管理のコツ

1回目の予約を取る時に、「2回目(約3〜4週間後)の予約も一緒に取ってしまう」のが接種忘れを防ぐ一番のコツです。ご家族みんなで予定を合わせて、早めにスケジュールを組んでしまいましょう!

4. こんな時は、自己判断せずにご相談を!

鼻スプレー(フルミスト)は生ワクチンのため、すべてのお子さんに適しているわけではありません。以下に当てはまる場合は、予約の前に必ず一度ご相談ください。

  • 以前のワクチンや卵で、強いアレルギー反応(アナフィラキシーなど)が出たことがある
  • 免疫の病気がある、または免疫を抑える治療を受けている
  • 強いぜんそくや、繰り返す喘鳴(ゼーゼー)がある
  • 重い基礎疾患(心臓や肺などの病気)がある
  • 妊娠している(ご家族含む)

※過去に熱性けいれんを起こしたことがあるお子さんでも、一律に受けられないわけではありません。心配な場合は一緒にベストな方法を考えましょう。

5. よくあるご質問(FAQ)

Q. 13歳未満ですが、注射をどうしても1回で済ませることはできませんか?

A. 注射タイプの場合は、原則「2回」をおすすめします。

子どもは大人に比べて免疫がつきにくいため、1回だけだと期待される効果が十分に得られないことがあります。「2回も注射で泣かせるのは辛い…」というお気持ちはとても分かります。だからこそ、2歳以上のお子さんなら、1回で済む鼻スプレーを選択肢として考えてみてくださいね。

Q. 注射と鼻スプレー、先生のおすすめはどっちですか?

A. 「どちらが優れているか」ではなく、お子さんに合った方法を選ぶことが大切です。

毎年注射で大暴れして大変!というお子さんには鼻スプレーが大きな助けになりますし、ぜんそくの心配があるお子さんには注射の方が安心です。迷ったら診察室で一緒に決めましょう!

Q. 去年インフルエンザにかかったから、今年は打たなくてもいいですよね?

A. 今年も接種をおすすめします!

インフルエンザウイルスは毎年少しずつ顔つき(型)を変えます。今年のワクチンは今年のウイルスに合わせて作られているため、「去年かかったから大丈夫」と油断せず、しっかり予防してあげてください。

ワクチンを打ったからといって油断は禁物です。外から帰った後の手洗い、十分な睡眠、バランスの良い食事など、毎日の基本的な対策も忘れずに続けてくださいね。

「うちの子は鼻スプレーでも大丈夫?」「このスケジュールで間に合う?」など、分からないことがあればいつでも南城市のゆくいこども診療所へご相談ください。

今年もご家族みんなで、安全にインフルエンザの波を乗り越えましょう!

👇 【当院でのインフルエンザワクチンのご予約はこちら】

今年のワクチンの詳細やご予約方法については、以下のページにてご案内しております。ぜひこちらを参考になさってくださいね!

▶︎ ゆくいこども診療所 インフルエンザ予防接種について

執筆:ゆくいこども診療所 院長 宮城

(最終更新日:2026年9月13日)

※本記事は2026年9月13日時点の公開情報をもとに整理したものです。実際のワクチンの種類、料金、自治体の助成状況などは、当院の最新のご案内をご確認ください。

ABOUT ME
宮城 大雅
宮城 大雅
ゆくいこども診療所 所長
3人の男の子のパパで、趣味は子育てと筋トレ。子ども達との遊びをこよなく愛する小児科専門医です。障がい児・者医療に携わり10年以上が経ち、子どもたちが笑顔でいられる医療とサポートを、これからも大切にしていきたいと考えています。
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